インテリアと建築を
3年学んで入社

母方の祖父が大工で、父方の祖父が建具屋だったことから、モノづくりが好きになりました。中学のときには技術の授業で、木材ラックをつくったことを覚えています。大工になろうかなと考えたこともありましたが、部屋のコーディネートを考えたり、家具を見るのが好きだったので、インテリアと建築を同時に学べる専門学校へ行きました。
学校では、3年間学んだ後に他の学科に編入して、二級建築士を取得、設計事務所に就職するのが王道でした。ただ、私は3年で卒業。卒業後に忙しい設計事務所で働くことが想像できなかったんです。そこで、ワークライフバランスを実現できる振興電気に入社しました。

電気のことは
まったくわからなかった

CADは学校で勉強したのでソフトは違いましたがすぐに慣れました。ただ、電気に関してはまったくわからず、先輩や上司に教わりながら覚えました。
あるとき、過去の図面を調べながら新しいものをつくっていたら、先輩から「すごいね」と言われました。自分で当たり前と思ってやっていたことを褒められて嬉しかったです。
日本橋のマンション建設プロジェクトでは、2年間現場事務所に勤務して、現場のチェック作業も担当しました。自分の図面をベースにして機器が設置されている様子を見たら、随分想像しやすくなりましたね。完成したマンションの近くに行くと、ちょっと誇らしい気持ちになります。